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AIIBとは、その実態とねらい!? [経済]

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アジアインフラ投資銀行(アジアインフラとうしぎんこう、英: Asian Infrastructure Investment Bank, AIIB)とは、中華人民共和国が提唱し主導する形で設立を目指している、アジア向けの国際開発金融機関。2015年末の業務開始を予定している。

日米が主導するアジア開発銀行(ADB)では、賄いきれない増大するアジアにおけるインフラ整備のための資金ニーズに、代替・補完的に応えるということを目的として、中国が設立を提唱した。

中国は既存の国際金融秩序に対して、不満を持っていたことが設立の背景にあるとみられている。

当初、東アジア、東南アジア以外の国の参加はないと観測されていたが、実際には創設メンバーとなるための期限である2015年3月31日までに、イギリス、ドイツ、フランス等ヨーロッパの主要国を含む5大陸51の国と地域が参加を表明した。

2015年6月29日AIIB設立協定が署名され年末の業務開始に向け1歩踏み出した。
ただ創設メンバーとして参加を表明した57か国のうちフィリピン、デンマーク、クウェート、マレーシア、ポーランド、南アフリカ、タイの7か国は署名を先送りした。
マレーシア、タイなどは議会の承認など国内の事務的な手続きが原因。

アジアのインフラ需要はこの10年で8兆ドル超と試算されている。
世界銀行やADBなど既存の国際機関の年間投資額は100億~200億ドルにとどまると指摘する中国。
このため資本金1000億ドルのAIIBを設立し、迅速なアジアのインフラ整備支援を行う。

中国は最大の出資国として30%を負担、議決権も26%握って総裁の選出など重要な案件を一国で否決できる拒否権を確保。

AIIBは12人の非常駐の理事が電子メールなどで連絡を取り合う持ち回り会議でスピーディーな意思決定を売りにする。だが、北京に本部を置き、初代総裁も自国から出す中国の発言権が強まるのは明白だ。国際金融機関の名のもとで、習近平指導部の意向を受け、軍事転用も可能な空港や港湾の建設などにも簡単に融資されるリスクがある。

 また途上国が、審査の手軽なAIIBに資金支援を求めてなびく懸念もある。ある経済アナリストは「世銀やADBを既存の大手航空会社とすれば、AIIBは安全運航経験のない新参の格安航空会社(LCC)」と指摘した。安易な融資が焦げ付けば不良債権の山を生む恐れがある。

 国内の個人消費や輸出が低迷する中国にとって、AIIB経由のインフラ投資で、鉄鋼製品や建設機械などの国内在庫が解消し、収益も上がる仕組みは理想的だ。しかし、国際金融機関としての透明性や公平性は見えにくい。中国がAIIBで説明責任を果たせるか。国際社会は注目している。


タグ:中国 AIIB
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