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イギリスの中央銀行を破産させた1人の投資家とは?! [FX知識]

かつて、たった1人の投資家が300年の伝統を誇るイングランド銀行(BOE)とがっぷり四つに戦いを挑み勝利した。

その投資家の名は、ジョージ・ソロス氏。
ジョージ・ソロス.jpg
1930年生まれのユダヤ系ハンガリー人です。
著名な彼の経歴や功績は、ご存知の方も多いと思います。

このソロス氏が起こしたポンド危機は、今から22年前の1992年のことです。

きっかけはその2年前にイギリスがユーロ設立の準備段階であるERMへ参加したことからはじまります。
当時のヨーロッパは、のちにユーロとなる欧州通貨統一の前段階としてERMに加盟した国同士の取引レートを定める管理相場制度を導入していました。




1979年に始まったERMにもともと参加していなかったイギリスが1990年に加わります。
しかし、経済状態のよくないイギリスと、経済状態の良いドイツとの格差で、ポンドとマルクの為替レートが落ち着かず、ポンド下落圧力が強まっていました。

そこに目を付けたのがソロス氏。

ERMで定められたポンドの値が実体経済から見て高すぎると、莫大なポンド売りを仕掛けます。
ここで値を守らないとユーロ参加が危ぶまれるとイングランド銀行が防戦買い。
さらに1日に2度も利上げするという離れ業まで使ってソロス氏に対抗します。

しかし、ソロス氏に追随してきた他のヘッジファンドからも大量の売りで、1992年9月16日にイングランド銀行はついに白旗をあげざるを得なくなりました。
イングランド銀行.jpg
ソロス氏はこの9月16日、1日だけで9.58億ドル(当時のレートで約1150億円)の収益をあげたといわれ、イングランド銀行を破産させた男として注目されました。

イギリスは巨額の損失を出したのみならず、ERMから離脱を迫られ、結局今日に至るまでユーロへ参加できていません。

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